2018 前期(院生向け)理論言語学特論 I

ここに連絡事項を掲載することがありますので、受講者はときどきチェックするようにしてください。

講義題目

 生成文法の考え方

授業概要

この授業は、院生のための入門コースとして想定している。授業の形式としては、(i) 講義 と (ii) 論文のまとめの発表 の組み合わせとなる。それぞれのレベルに応じて、積極的に取り組んでほしい。詳しい予定については、Moodle のページを参照のこと。

参考書

 以下にあげる『生成文法の考え方』の内容に基づいて授業を進めていく。購入するかどうかは、各自の判断にまかせる。
  • 『生成文法の考え方』北川善久・上山あゆみ著(研究社)

単位の認定と提出物について

 この授業の評価は、
  • 論文のまとめの発表
  • 授業中の discussion の参加/貢献度
を合計して算出する。

授業内容

(更新日:2018.04.10)
第1回 2018.04.12.
説明する内容 生成文法の変遷と目標
『生成文法の考え方』プロローグ 〜 section 1.3 まで
第2回 2018.04.19.
説明する内容 論文:Chomsky, Noam (1986a) Knowledge of Language, its Nature, Origin, and Use, Praeger, New York, pp.3-14.
第3回 2018.04.26.
説明する内容 生成文法における「文法」とは
『生成文法の考え方』 section 1.4
第4回 2018.05.10.
説明する内容 標準理論:第2章 「文」の生成の仕組み(〜2.2.3.節)
第5回 2018.05.17.
説明する内容 <特別講義:統語意味論紹介>
第6回 2018.05.24.
説明する内容 論文:Grimshaw, Jane (1979) "Complement Selection and the Lexicon," Linguistic Inquiry 10, pp.279-326.
第7回 2018.05.31.
説明する内容 INFL と COMP:第2章 「文」の生成の仕組み(2.2.4.節〜2.3.1.節)
第8回 2018.06.07.
説明する内容 論文:Bresnan, Joan W. (1970) "On Complementizers: Toward a Syntactic Theory of Complement Types," Foundations of Language 6, pp.297-321.
第9回 2018.06.14.
説明する内容 θ理論と格理論:第2章 「文」の生成の仕組み(2.3.2.節〜2.3.3.節)
第10回 2018.06.21.
説明する内容 論文:Belletti, Adriana & Luigi Rizzi (1988) "Psych-Verbs and Theta-Theory," Natural Language and Linguistic Theory 6-3, 291-352.
第11回 2018.06.28.
説明する内容 Xバー理論:第2章 「文」の生成の仕組み(2.3.4.節〜2.3.5節)
第12回 2018.07.05.
説明する内容 論文:Chomsky, Noam (1970) "Remarks on Nominalization," in R. Jacobs & P. Rosenbaum, eds., Readings in Transformational Grammar, Blaisdel, Waltham, Massachusetts.
第13回 2018.07.19.
説明する内容 Merge:第2章 「文」の生成の仕組み(2.4.1.節〜2.5節)
第14回 2018.07.26.
説明する内容 (福井先生の集中講義のため、休講)
第15回 2018.10.09.
説明する内容 空範疇と虚辞:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.1.〜3.3.節)
第16回 2018.10.22.
説明する内容 論文:Huang, C.T.James (1984) "On the Distribution and References of Empty Pronouns," _Linguistic Inquiry_ 15-4.
第17回 2018.10.29.
説明する内容 PF と LF:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.4.節〜3.6.節)
第18回 2018.11.05.(2限)
説明する内容 論文:Huang, C.T.James (1982) "Move WH in a Language without WH Movement," The Linguistic Review 1, 369-416.
第19回 2018.11.12.
説明する内容 ミニマリストプログラム:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.7.節〜3.8.節)
第20回 2018.11.19.
説明する内容 論文:Barss, Andrew, & Howard Lasnik (1986) "A Note on Anaphora and Double Objects," Linguistic Inquiry 17, pp.347-354.
第21回 2018.11.26.
説明する内容 論文:Lasnik, Howard (1976) "Remarks on Coreference," Linguistic Analysis 2, pp.1-22.
第22回 2018.12.03.
説明する内容 論文:Reinhart, Tanya (1983b) "Coreference and Bound Anaphora: a Restatement of the Anaphora Questions," Linguistics and Philosophy 6, pp.47-88.
第23回 2018.12.10.(2限)
説明する内容 論文:Reinhart, Tanya (1981) "Definite NP Anaphora and C-command Domains," Linguistic Inquiry 12-4, pp.605-635.
第24回 2018.12.17.
説明する内容 論文:Hankamer, Jorge. & Ivan Sag (1976) "Deep and Surface Anaphora," Linguistic Inquiry 7-3, pp.391-428.
第25回 2019.01.07.
説明する内容 「主語」:第4章 「主語」とは(4.1.節〜4.3.節)
第26回 2019.01.15.
説明する内容 論文:Jaeggli, Osvaldo A. (1986) "Passive," Linguistic Inquiry 17, pp.587-622.
第27回 2019.01.21.(2限)
説明する内容 内主語仮説:第4章 「主語」とは(4.4.節〜4.6.節)
第28回 2019.01.28.
説明する内容 論文:Hale, Kenneth & Samuel Jay Keyser (1993) "On Argument Structure and the Lexical Expression of Syntactic Relations," in K. Hale and S.J. Keyser, eds., The View from Building 20, Essays in Linguistics in Honor of Sylvain Bromberger, pp.53-110.